元の木阿弥、情けない！

ここ数日振られた男のようにぶつぶつと情けない日記を書いた。今日も残業をしていると彼女からテキストが入った。仕事が終わったらテキストして事務所ビル前のコーヒーショップにいるからと彼女。そうかと馬鹿な男は頑張って８時に仕事を片付け、いそいそと事務所を出た。開口一番、私を何か避けていない？と彼女、本当は好きな人にこんな事を言われたらここ数日の決心などあっという間になくなり、そんな事ない、一生ここに留まるため、仕事を仕上げようと頑張って残業しているだけだよなんて言ってしまい、更に今度いつの週末にデートするなんて話になってしまった。これじゃただのジャレ合いだか、痴話喧嘩のようであんた達、良い加減にしてくれと言われそうだ。何が戒なんだよ、この男は。問題は年の差だけなのだが、だけと言ってそれが非常識過ぎてどんな世界でも受け入れられる筈がない。ここは決して超えられないところだ。自分としては、真面目になっていると思うし、この点を考えると、一人になる夜はここ数日に過ぎないが、腹は空いた感じはあるのだが、食事をする気がなくなっている。昨日、今日と今週は残業なのに夕飯は取っていないというか食べる気がしないのだ。コロナビールスが入って来たら体力的にイチコロとなりそうだ、食べねばならない。夜、食欲が無くなるなんてフランス留学して留学も終盤になって婚約者に婚約破棄されて以来の状態だ。あれでフレンチで太った１０キロが、あっという間に減ったのだ。あれから海外に出るたびに別れたり、捨てられたり、離婚したりして来たのだ。こうしてみると、少し給料が良いなんて言っても、海外営業のサラリーパーソンはあんまりというか、個人的には良い事なんてないのかもしれない。ただ後輩のイケメンA君のように６回も結婚出来ない、要は５回離婚した強者A君のような精神力は自分にはない。