中東湾岸地域にて!

今週はアメリカとイランがドンパチは思い止まったようなのでイラン対岸のドーハに出張して来た。今回の宿泊は、久しぶりにリッツカールトンのエグゼクティブである。車は運転手付きのレクサスと出張ならではの待遇だ。また夜は会社の公館でタイ人ながら日本食が得意なコックさんによる食事もついている。エグゼクティブラウンジでは中東ながらワインも楽しむことが出来る。中東ながら豚肉もある。こういう感じで、サラリーパーソンも海外に出れば、ある程度の処遇を受けられるのである。ところが、会社によっては、利益絶対で経費節約主義でブラックそのもののところもあるようで、やはり会社は中身を吟味して選んで入らなければならない。その意味では就職時には先輩を訪ねて話を聞くのが、大事になるわけだ。自分もそうしたわけだが、話を聞いた先輩にはだいぶ不義理をしてしまった。若い頃、留学から帰り、営業から職能、所謂管理部門に異動となってから会社の人と話をするのが、嫌になり、多分鬱だったのだと思うが、夜の盛り場を口もほとんど開かずにうろうろしていた。かなり自堕落な生活を送っていたが、面倒を見てくれた芸者あがりのオーナーママにも救われ、落ちずに済み、課長補佐に上がるとともにプロジェクト部隊に異動となった。それから26年に渡り、海外を飛び回る仕事になり、外国語なら話すのが苦でないと言う奇妙な感覚に襲われながら、仕事をこなしてきたが、そのお陰を持って定年後も海外駐在となり、こうして出稼ぎにも出れるわけである。終身企業年金もある最後の世代でもあり、ある意味ラッキーなサラリーパーソン生活であった。一方で私生活では離婚をし、マンションを渡し、養育費も最後まで払い切ったものの、いくら稼いでも生活は楽ではなかった。定年前にやっと借金がなくなったというくらい貧乏であり、蓄えも僅かだ。さて今年も旅ガラス生活が、始まった。何とか乗り切って、年末を迎えたいものだ。

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