日本は遠くになりにけり!

コロナ禍で今年もラマダン明け休みに日本に帰れそうもない。ここイスタンブールでは再びコロナが猛威を奮っており、週末は外出禁止、更に平日も時間限定の外出許可であり、仕事をするだけの日々が続く。給料は一応きちんと出ているが、使うところもなく、食事も英語ではデリバリーも頼めないので自炊をするしかない。現地語の勉強をやめてしまったツケを払わされている。体重も減り、BMIは21前後までに落ちて来た。体型も逆三化している。ベルトをきつく締めないとズボンがずり落ちてしまう程である。生活のリズムも完全に朝型になった、夜9時には就寝、朝4時には起床する毎日である。酒も週末一度だけ楽しむようにして節制している。この4月から義務ではないものの所謂70歳就業法が施行されたので今年で63歳になる自分の引退時期が、また先となりそうである。コロナ禍に加えて、年金は破綻する、貯金は意味なく、投資しろと煽る記事がネット上には溢れているが、素人は自ら投資をすれば大体は負ける。勝つ人は少なくだからこそ買った人の話がニュースになる。だが、たまたまに過ぎない。自分は株は自社の持株会で給料天引きの税金と同じだったので、勝手に増えただけだ。また海外事業を長く担当し、駐在もいろいろしたので外貨も口座を閉めるのも面倒くさくて、少しはある。1円円安になると計算上は20万円くらい増えるので今の円安局面では気分も良いが、当然円高になれば逆になる。株は配当が老後の生活費の足しになりそうだが、投資をしたつもりはない。まあ百万円程度だし、税金も2割くらい取られるので、大した事はない。個人年金保険も保険のおばちゃんが煩いし、グループの保険会社なので給料天引きになるので、これも税金かと思い、掛け捨てのつもりだったので、65歳から払い戻しが始まるが、70歳までは働けという事らしいので、支払期間を伸ばすかとも考えている。60歳で会社を定年したので今は流行りの非正規契約社員で給料も半減したが、企業年金が支給されているので生活が苦しいという感じはない。65歳からは2次年金、70歳からは3次年金と厚みのある制度なので助かる。会社の行く末次第でもあるので70歳まで働いて会社の将来も見極めるつもりだ。厚生年金は頂ければ儲けものだが、今年から支給されるはずの在職老齢年金は給料が基準以上で支給されない。おそらく働き続けると65歳になっても支給されず、70歳になったら破綻しているといった、ただの税金だったという国家的詐欺になる可能性があるので、70歳で引退出来るかは微妙だし、そもそも、生きているのかも分からない。人生100年時代は今の老人達の話で人口減少とともに寿命も短くなって行くような気がする。医療制度も破綻してしまうだろうからで病院に行けるのは一部の金持ちだけになるだろうからだ。安いジャンクばかり、食べていて長生きが出来るとは思えない。AIの導入が進めば、仕事も減ると言うし、明るい話はないが、確かに経済格差の拡大は止めようがなく、社会も民主主義が破綻し、全体主義化し、個人が統制される方向に向かっているので、一度自由を得た労働者が奴隷や農奴に戻って行く暗黒の時代になるのかも知れない。歴史は繰り返す。自分は生きていないので温室効果ガス削減が達成された時代を見ることはないが、本気で達成するつもりなら、生活様式も暗黒の中世に戻る、そうなれば、繰り返されるコロナ禍で人が、本当に少なくなるだろう。地球環境も改善されていく。明るい未来が見えない。

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