何でこうなるの!

何やら銀行の調査によるとサラリーパーソンのランチ代は平均570円だそうである。一体どういうつもりなのかわからないニュースが多い。まだまだ続いている老後資金2千万円問題もその手の類いだ。自分は海外危険地出張が多く、東京にはあまりいないが、貧乏非正規嘱託社員であり、東京では弁当持参、海外では出張手当以内でやりくりしている。出張手当で一日を過ごすためには食事を抜かねばならない事が間々ある。今年は出張が多く、従って、体重も減っている。出ていた腹が減っ込みつつあり、貧乏ダイエットといった具合である。しかし、気持ちとしては哀しいものだ。これだけ苦労しているのに、娘からはエステだ、女子会だ、カード支払いだと贅沢の為の容赦ない金の督促ばかり続いていたし、東京に帰るとついつい正規社員時代のように同僚と夜に食事をしてしまったりして、貧乏暇なしの毎日になっていた。今週末は砂漠の国なのでホテルの朝食バイキングでたらふく食べて、後は水だけで一日を過ごさねばならない感じだ。帰国は8月4日なので、まだまだ出張が続く、今回も強制ダイエット出張となりそうだ。今も腹が空いて目が覚めてしまい、この日記を明け方ながら書いている。60歳を越えてこのざまであり、誠にトホホの人生である。現役の頃の野放図な生活のツケの皺寄せが一気に来ている感じである。とはいえ、今ここに至っては、質素、倹約、節約しかなく、なけなしの預金の取り崩しは出来ないようだ。2千万円ではなく、6千万円ないと貧困生活になると煽るばかりの森永先生の御託宣だから、65歳時まで、そのレベルは維持しなければ、生きていけないというので真っ青になって娘にも送金停止を通告、彼女にも当分会えないと連絡した。それぞれから先週怒りの絶縁宣言のような返信があり、これで死ぬまで孤独な貧乏老人になると落ち込んでいる。まあ自分はキリギリスの仲間だったのだろうが、それにしては、貧しいキリギリス生活だった。いつも金がなく、カード払いに追われる自転車操業が現役サラリーパーソン時代だったのだから。だからと言って自分では死ねないし、働いている間は、この間も嘱託契約に基づく人間ドックで胃カメラを飲んだし、会社の診療所から大量の薬を処方されてもいるので、そうそう死ねそうもない、やはり働き続けることになるだろう。いっそのこと今の請け負い出張ではなく出稼ぎに出るかと思案中である。

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