ANAオリジナル甲州

帰国はNH 212便に搭乗、今回はANAオリジナルワイン甲州を楽しみにしていた。ANAのワインセレクションは真面目且つ真剣であり、実際フライトで提供されるワインもいつも楽しみにしている。今年はANA甲州ワインの老舗マルキ酒造とANAのワインアドバイザーである森さんとで作り上げたシュールリー製法を取り入れた白ワインである。なかなか良いが、酸が若干目立っているかなという印象なのだが、悪くはない。それにあの日本酒の杜氏、農口さんの大吟醸に二回目の食事で合わせた和定食がマッチして思わずニンマリしてしまった。しかし、貧乏サラリーパーソンは、帰国翌日から休みなく仕事に出たが、午後はボッーとして仕事にならない。あの爺い、さぼりやがってというのが、若手の正直な気持ちだろう。今や本社では新人以下の末席で、さっさとまた僕らの代わりに危ない国に行かれたらどうですかという雰囲気なのだが、実際7月10日から連休も潰して8月4日まで出張となる。若手はデートや家族が大事で週末、ましてや連休を潰して出張なんて考えられないようだ。それに仕事の予定より、プライベートの予定を優先する。ということで我々年寄りにもまだ仕事が回って来るのだ。時代も変わり、働き方も変わったのだろうが、自分は変えようがない。一方で若手に文句を言うつもりもなくて、配当さえ払い続けてくれれば十分なのである。株とは値上がり益を狙う博打がダメなのであって長年コツコツ貯め、配当を得る為のものなのである。今や日本企業もそれなりの配当を払ってくれるので、思わぬ老後の追加収入になっている。それでも漸く年間配当百万円程度であり、税金も取られるので、ほんの生活の足しに過ぎない。掻き集めてそこそこ最低の月収でボーナスなしが、老後の生活であり、これからいくらかでも貯金を増やさないとやって行けなくなるだろう。ボーっとしてはいられない。会社に席がなくなってしまう。

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