老後の過ごし方

世の中、年初から騒がしい。アメリカとイランを巡る国際情勢の話である。ただ今回はスイスのテヘラン大使館が間に入り、双方を繋いだようで、大事には至らないようである。本来なら今日から湾岸に出張だったが、もう少し様子を見るため、延期せよとの指示があり、週末をゆっくり過ごしている。2020年は、出稼ぎによる預金の積み増しが、どれだけ出来るかを確認する年であり、これだけ働いても大した効果がないようであれば、63歳で引退し、在職老齢年金をもらいながら、アルバイトでもやるという道もありだと思っている。ところで老人が、持家を売るのは馬鹿な行為だというネット記事を見るが、そんなものだろうか、売ると家賃に押し潰されて売却代金をいずれ失い、老後破産すると言うのだ。公的年金がないという前提なのかもしれないが、お手伝いもいない年寄りが、持家に住むのは大変だろうし、さっさと身の回りの物を整理し、老後の収入に見合う老人ホームなりに入るのが良いと思う。自分の両親がそうで、思い出の品とか写真とかとにかく問答無用で一切合財を不用品回収業者を呼び、2トントラック4台で処分し、必要最低限のものを持たせてホームに入所してもらった。90歳と85歳の夫婦であり、後は用意した墓に入ってもらうだけである。この際、戒名も自分の思うようにつけてもらったらどうかと言う話もしている。親の金は自分達で全て使ってくれと言う話をしているが、残す金で葬式だけは人並みにやってくれというので、やらなければならないようである。亡くなったら火葬場で焼いて骨壷を墓に入れるだけだと思っていたら、意外と面倒な話である。来世を信じているイスラム教徒違い、世俗人たる日本人からしたら、死んだら終いであり、残されたものは、世話になった死者を敬うという仏教行事があるのだろうというのが、私の理解である。まあ金を払えば、葬式業者が全てやってくれるようなので、まあ良いかということで整理している。とにかく年寄りこそ、ミニマリストでなければならない。

f:id:yukizokun1992:20200111125414j:plain