年功序列はいよいよ潮時らしい!

ネット上では、マネー相談と言った記事をよく見る。平成のデフレ時代を過ごして来た皆さんは、キチンと預金してアーリーリタイアとか、老後に備えた運用とかをアドバイザーに相談しており、凄いなあと毎度感心している。自分などは若い頃から夜の街で会社の金も自分の金も使いまくって来たので、貧乏なのだ。本当なら堅実な同僚から聞く話のように億単位の金があって然るべきなのだ。ただ楽しい正社員サラリーパーソン時代だったと総括出来る。仕事では苦しい思いを常にして来たし、家庭や夜の街でも多くの修羅場に遭遇してかなり苦しい思いをして来た。それも過ぎ去ってしまえば、何て事はない。人間のやる事なんて大した事はないので、今どんなに苦しんでいる人も後から思えば、そんな事もあったなと言うくらいの事になる。だからその時その時を自分の出来る範囲でやり過ごせば良い。過去は取り戻せないので、後から後悔する必要もないというか後悔しても無駄である。結果を受け入れるだけだ。ただ想いはいろいろあって然るべきなので、愚痴としてどこかでというか酒場などで垂れ流して、処理すれば良いと思っている。今の身分は出稼ぎで同僚と酒は酌み交わすが、基本アパートでは常に一人である。週2日の自由で静かな時間は日本でのしがらみからも逃れて当に一人愉悦の時間である。ふと思い立って伝統の軍楽隊を聴きに行って来た。こういう事も運転手を呼ぶだけで市内自由に行けるので出来るのだ。61歳にして、やっと手にした感がある。今や仕事も出稼ぎであり、結果に責任もなく、依頼された業務をこなしていれば良いという立場で本当に気楽である。どんなに頑張ってもボーナスや昇給はないので、依頼された範囲で働けば良いという最低限の対応で良いのだ。そう言う立場って本当に楽でストレスもない。あくまでも立場はアドバイザーであって人を管理する必要もない。本来なら定年を延長すべきだと思うが、非正規嘱託制度なるもので便宜的に対応しているので自分のようなサラリーパーソンが過渡的に存在しているのだ。いよいよ日本も年功序列、終身雇用制度が崩れていくようで、会社も年功賃金は見直すとしている。JOB for PAYにするという。更には新卒一括採用も見直すという。これからは大変な時代になる。世界の人々を包含し、多様性を認め、受け入れる会社しか生き残れない時代になるというのだ。世界の企業が競争相手となるし、日本企業の社長が必ずしも日本人でなくなる真の競争が始まり、給与も年功ではなくJOB for PAYとなり、成果を受けてPAY for PERFORMANCEとなるのだ。年齢は関係なくなり、ポジションが変わらない限り、給料も変わらないのだ。そして益々格差社会になる。そんなの嫌だとして世界各地で人々の反発が巻き起こっているのだが、国境を越えた組織が、国家のあり方も変える可能性がある。世界政府なんていうのは妄想だと思うが、金融の世界から国家が突き崩されて行くような気がしてならない。

f:id:yukizokun1992:20191209050508j:plain