連休で呆けている場合か!

日本は大型連休で賑わっているようだが、自分は出張4週間目に入る。今年の2月からほとんど出張であり、駐在に切り替えてもらうかとも思うが、会社はボーナスなしの嘱託社員を使い倒したいのだろうから無理な話かなとも思う。世の中全般的に会社は株主、すなわち富裕層に尽くすための組織体化が進んでおり、働き方改革、DX化、D&Iなどという美名の下、従業員を生かさず殺さずかのようなコスト削減が進んでいる。貧困話は全てその犠牲者と言っても過言ではないように思う。最近はまたぞろ中高年の解雇整理が話題となっており、コストの高い中高年からコストの安い若者への従業員の入れ替えも進んでいる。自分は整理される前に定年を迎え、非正規嘱託社員となっており、いまだ働き口があるだけ幸運なのかもしれない。ただ1年契約であり、いつ雇い止めになるかわからない境遇である。65歳までの雇用義務だが、庶民から見れば非情の人事部にとって簡単にすり抜ける事が出来るようなものなのだ。日本は基本、建前と本音が違う社会であることに変わりない。加えてどうも本当のことを言うと潰される社会というか、マスコミに誘導された真実を知らせない大衆社会があり、教育格差を通じて社会が階層化されつつある。年寄りはテレビに洗脳され、中年は仕事に忙殺され、若者はスマホ、子供はゲームに夢中で社会の実態が見えなくなり、道徳も人間としての誇りや矜持も失われて行く。こうなると社会が痴呆化し、奴隷的下流階層が固定化され、底辺の所謂3K産業に従事することになる。昔さながらの身売りなども日常的に見るようになるだろう。そうなると江戸時代のように定常経済に移行し社会が分断されかねない。おそらく財政再建増税の方向性はそういう視点で見ないと財務省の真の狙いは見えてこないと思う。インターネットテレビの評論家の指摘することなど分かった上でやっているのだ。彼らは馬鹿ではない。

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