目覚ましアザーン

明け方になると目覚まし時計ならぬアザーンで目が覚める。簡単に言えばモスクからの礼拝への呼び掛けで１日５回行われる。ということでまだイスラム圏にいる。東京でも来週は桜が開花するようだが、今月は帰れそうもない。昨晩は駐在員の帰任送別会で現地の所長宅で日本人ならではの二次会カラオケとなったが、正直一次会はお付き合いするにしても二次会はしんどいだけだ。最近はいかに食事を抑えても運動しないので腹が出るばかりだし、階段が続くと息が切れるくらい身体の衰えを感じている。彼女との交わりも気をつけないと腹上死なんてことになり兼ねない。いまの６０歳台は皆元気で働けというが、自分などは何とか人並みに生きているというだけで、皆が元気溌剌なんてことはないはずだ。ホント、マスコミが作る世の中とは嘘というか為政者のご都合に迎合しているだけなので、テレビは視ず、定年後は、新聞も読まない。それでも困ることは全くない。ネットでは映像やニュースを選択して視たり、読んだりしているが、自分の考えで選択することが大事なのだ。マスコミに誘導されてはならない。評論家や識者といわれる人達も偽物ばかりでマスコミに頻繁に登場する輩は無視するに限る。とにかく自分で感じ、考え、生きていくことだ。定年後は、特に誰に遠慮することはないので、聞く耳など持たず、自分の信念を貫けば良いと思う。もはや世の中から弾かれても、この先は長くない、マスコミが作っている人生100年時代なんかに影響されずに生きていく必要がある。マスコミが作っているライフサイクル、スタイル、嗜好、趣味、宣伝に羊の群れのようについていってはならないのだ。とにかく自分で独善的に考え自分と家族、親族、友人だけの小さな世界で助け合い分かち合って生きていくことで良いのが、庶民的老人の特権なのだと思う。