10連休を横目で睨んで

仕事を終えてホテルに戻り、シャワーも浴びて気持ちの良いベットの上に寝転び一人リラックスしている。日本はこの週末から10連休であるが、自分は海外出張が続くので5月1日のメーデー以外は通常勤務である。代休もなく、手当も付かないが、まあ土日は海外旅行と言えば言えなくもないので楽しむことにしたいのだが、無駄な金は使えない非正規嘱託社員であり、会食のない日は食事もケチり酒も飲めない、ただこうしてリラックスしているだけでも極楽な気分になれるのだから、まさに自分は庶民なのだろう。それに海外で色々な人に会い、文化や人種の違いを感じながら話をするのも面白いし、交渉だって別に死ぬわけでもなく気楽にやったら良いのだ。休み前の金曜日の夜は会食で美味いものを好きに食べてきた、週末はワイン蔵巡りで、これなどはまさしく観光である。ウイークデーは大体ホテルに戻ったらシャワーを浴びながら、ワイシャツから下着まで洗濯をしている。朝仕事に出る前にもう一度シャワーを浴びて、今度は上から下まで自分自身を洗う。それから朝食をとる、ヨーグルトに果物を少々混ぜるだけの簡単なものを食べる。昼は普通に食べるが、夜会食がない日は糖質制限で米、小麦系は食べない。それから報告書を書かないとならない状況だとホテルで仕事をしなければならない。まあ社長以下、今や年下の中でボーナスもなくかつての部下の下で働くには、仕事を楽しむというか、実際楽しくないとやってられない。それだからこそ仕事は自分で作り、自分が担当者という一兵卒に戻って楽しめるものでなければならない。一つのプロジェクトを仕上げたら子会社化し、会長にでも祭り上げてもらい、出来るだけ長く老害として居残るという従来のスタイルは捨てて、呆けを感じたらさっさと引退するつもりだ。池袋の暴走死傷事故も呆け老人をいつまでも祭り上げているから起こった悲劇だと思う。しかし、上級国民という階層があるのを初めて知った。今更ながら、そうなんだろうなと感じる次第である。

f:id:yukizokun1992:20190427132736j:plain