リビアに見る連合国UNの無力とUN外交の馬鹿馬鹿しさ!

日本にいれば見えないものが、出稼ぎの場所からは、見えて来る。日本人というか日本のメディアは報道しないが、リビア国内も今や内戦状態である。そんなところにも、同僚は車を納めているが、SUVの用途を考えると本当はやばいんじゃねえと言うことなのだ。東西に分かれ、政府軍と反政府軍が、日本で言うところの国連即ち連合国UNの仲介など効果なく各国が自分の石油利権を念頭に介入している。正義などない。普段の同盟関係も関係ない。アメリカが引く中、ロシアがいろいろな場面に登場して来ており、リビアでもロシア人傭兵軍団が、反政府軍に付き、スナイパー達が、政府側の兵士も住民も見境なく頭をぶち抜いて技を競っているような有様なのだ。勿論、プーチンの意向を受けて十分な補給を受けている。クリミアにはロシア人系住民が多く住んでおり、介入する大義名分を掲げられていたが、リビアには何もないのだ。政府軍も反政府軍の攻勢に押されて、トルコにSOSを出した。これを受けて、エルドアンは軍の派遣もあり得ると国際社会に宣言したところである。やはり警察官を辞めたトランプのアメリカの地域政治介入からの撤退が大きいと思う。イエメン然り、シリア然りである。UNには今や全く意味も価値もない。極東もいつこう言う中東地域の状態になるかもしれないのに日本人の平和ボケには呆れるばかりである。核を持たない日本には外交力はなく、UN外交なぞと称して何を言っても無駄であり、馬鹿にされるだけで、そもそも独立国として見なされていない。UNにおいてもいくら費用負担しようと常任理事国にはなりようがない、未だにUNにおいては日本は敵国なのだ。これも核という抑止力がない事に起因している。日本の平和ボケは、世界各国からしたら都合が良いので、広島、長崎に来て、日本の馬鹿さ加減を確認しているに過ぎない。日本を外から眺めると怖ろしい限りの無防備さなのだ。これではいずれカルタゴの二の舞になる。生き残るためには、核が必要だが、茹でガエルで良いなら、憲法9条とともに歴史から消え去ることになるだろう。それも一つの選択であるが、情け無い感じがするのは自分だけだろうか?

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