ささやかなながら!

冬のボーナスが過去最高だそうだ。非正規の自分にはボーナスはないので関係ない話だ。昨日は3週連続の夜中便で朝、キナ臭い湾岸から帰任したが、相変わらずの満席エコノミーで搭乗中、身体が一瞬痙攣した。いよいよお陀仏かと思ったが、今はまだ生きている。流石に会社で声を上げ、夜中便のビジネスクラス利用が認められた。これは助かる、少なくともエコノミークラス症候群で倒れるリスクは軽減する。ボーナスはないが、せめてもの慰めになる。赴任して1ヶ月、まだまだ生活が落ち着かず、お金も生活設定で出るばかりであるが、新たな生活基盤を作るのだから仕方がない、衣服は背広やワイシャツを含めて一切買わないで済むように太ることは出来ない。腹が出たら、気合いの断食でスープだけで過ごすしかない。昨年はイスラム断食月に出張してモスレムとともに断食して3キロ減量し、体脂肪も減らすことが出来た。まあこれしかない。湾岸ではまともな日本レストランはないのでカンパニーハウスとしての公館があり、必ずしも日本人ではないが、日本料理のコックを雇っているので、今週は公館でマグロと白身のお刺身に天ぷらと煮付け、ご飯、味噌汁を堪能させてもらった。食材代は個人負担なので一食2,700円程度になる。まあ安くないが、やはり日本食が一番である。それに場所を考えれば、こういう施設があるだけ、恵まれているのだろう。また今週は駐在大使公邸にご挨拶に伺ったが、流石どの国も立派な公邸である。砂漠の国なのに立派な庭は整備された芝生に覆われていた。同僚も含め、自分以外は恵まれた処遇で仕事をしているわけだが、何でこんなに格差があるのかと思う。日本は余程の実力がないと正規から非正規に落ちた途端に、大きな格差に直面し、そこから抜け出すことは出来ない。せっかくの出稼ぎであり、日本で出ている企業年金には一切手を付けず貯めるつもりだが、それだけでは4年で2,000万円は到底無理だ。どうやって達成するか、これが目の前の大きなな課題となっている。だが、やってやれないことはない。そうでないと何のための出稼ぎなのかということになりかねない。

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