自業自得の年収100万円台?

ユニクロの柳井さんが、予言したようにグローバル経済下、日本国内でも格差が拡大している。正社員にも世界基準の同一労働同一賃金の時代がやって来るようだ。そして非正規労働者の給料が100万円台に近づく一方で、うわばみの上位層の給料も日本経済の相対的地位の低下であまり伸びていないようだが、格差は確実に拡大している。年収100万円台の貧困層が生まれているのに対し、ピラミッドの頂点の平均給料は1億円に近づいて行くというのが柳井さんの見立てだが、その通りになりつつある。上位層は1千万円から数億円で平均1億円というのが自分が感じているイメージである。こんなんで貧困層の生活が成り立つのかと言うが、日本では古い空き家が増えつつある中、貧困層が住む嘗てのニュータウンの成れの果てのスラム街が現れて来るような気がする。家賃1万円台とかになれば、貧困層や更にはネットカフェ難民も移り住んで行くだろう。経団連加盟企業の正社員、公務員は、それなりの給料を得られる一方で、実物経済を支えている非正規労働者や下請企業の労働者の給料が、グローバル経済によるコストの平準化により下がっているのだと思う。今の経済体制においては、国際標準語である英語で仕事が出来なければ、話しにならないし、それに加えどの分野でも国際的レベルの競争力のない企業や人間は、年収100万円台の世界に落ち込んで行くのだ。良い悪いではない。それが現実だ。日本の将来が暗いのは他国が経済成長しているのに日本は失われた30年を過ごして来たところにある。原因は米国経済の弱体化にあると思う。即ち米国以外のお得意様を日本は作れていない。中国、ロシア、韓国と政治の体たらくで、地域内で経済的メリットを得られていない。感情的になれば、益々貧しくなるだけで、それを選んでいるのは自分達なのだ。そして格差が更に広がって行くのだろう。既得権を守りたいだけの輩に従って行くだけで本当に良いのか?既存メディアを見て、スポーツや娯楽番組に呆けていると益々貧しくなるだけだろう。MGCラグビーワールドカップ?オリンピック?感動を分かち合おうなんていうメディアによる洗脳に流されていると気がつけば貧困層に仲間入りすることになる。作られたメディア空間に浸かっていると確実に貧困化する。現実を見る目を養わなければならない。

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