8月の終わりに

今年も約240日が経過した。その内、140日が海外出張である。これで11万円も毎月住民税を取られているのだからたまらない。定年で給料が劇的に減っているのに税金は容赦ないわけだ。それに厚生年金も引き続き取られているし、健康保険もいい加減勘弁してくれというくらい取られている。唯一民間の医療保険は大幅に見直したが、すずめの涙に過ぎない。とにかく取られるばかりでは定年退職者としては堪らない。非正規社員となって初めて非正規のしんどさが感じられるようになった。正規社員がいかに優遇されているのかということである。仕事があるだけマシと行っても現役時代と変わらず激務であり、どうしても給料には不満が残るし、なんで高給取りの正規社員を後輩といえど指導、育成しなければならないのか、薄給の自分を顧みるとやはり不満が残る。後輩の態度がまだマシなので我慢しているが、不遜な態度をしようものなら、仕事そのものをぶち壊しかねない自分がいるのである。そんな想いを抱えて帰国便に乗っているのだが、日本はワンタッチで月曜日の夜からまた出張である。面談相手は湾岸国営ファンドの総裁であり、世界でも屈指の金持ちファンドなのだ。なんかもう自分だけが貧乏くじを引いているというか貧乏な気分であるが、普通に食べて行くには働くしかない非正規嘱託なのである。

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