何処が不況なのか

過日某高級ホテルの由緒あるフランス料理店に行った。昼から満席である、コース料理2万円に内心参ったなあと思いながら、先ずグラスシャンパン、ポールロジェを注文した。魚料理にはグラスで白ワインをお願いし、メインに合わせるワインを選ぼうとワインリストをつらつらと眺めた。高級ワインが並んでいる。周りを見回すと皆楽しげに談笑しながら、料理をワインを楽しんでいる。何処にも不況感はないし、貧困な世界が国内にあるとは思えない。うーむと心の中で唸りながら清水でボルドーの格付けワイン1996年を注文する。本当に娘とたまに会うと高いものにつく、人生経験と社会勉強だそうで料理について質問し、ソムリエにも食らいついているが、若い娘の質問攻めにソムリエも嬉しそうである。親父の責任だと言いながら、若い彼氏は甲斐性がないから当分たかりたいそうである。若者よ、しっかり稼いでくれとまたまた心の中で叫ぶ。こちらは定年しているのだ。それにしても娘と何処に行っても混んでいるのだ。それも皆高級店であるし、ブランドのお店に行っても混んでいるし、売れているのだ。どうも貧困で苦しんでいる人が見えない。紀伊國屋成城石井クイーンズ伊勢丹も売れている。決して安いわけではないのだ。貧困を煽るマスゴミの狙いは何なのか?財政破綻を煽り、消費税増税に誘導する理由は何なのか?何故経済成長しないのか?どこかにお金が漏れているのか、金利が低いのはおかしいのではないか?ただ昭和30年代生まれとしては今の生活は想像もしていなかったほど快適だし、更に良くならなくとも良い。それに広い家もいらないし、美食も不要である。鴨長明で十分である。

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