老後2000万円必要だって

あちこちで老後2000万円必要が話題になっている。サラリーパーソンはありがたいことに大概会社が定年前に定年後に向けて研修をやってくれるので、自分も研修時にキャッシュフロー表を作り、老後の生活を試算する機会があった。そもそも公的年金は現役時代の手取り収入の半分がベースで且つ計算根拠には上限があるので実際は半分ということにはならないので節約生活しか道はないと覚悟したわけだが、月30万円以下で生活するのは無理だろうと思い、年金と配当で年500万円を作ると同時に手元に2000万円をキャッシュで持つポートフォリオを組むこととした。自社株が長年の持株会でそれなりにあり、配当も一株100円に近づいて来たが、このトレンドで増えて行かなかったり、経営不振で無配に転落するリスクはあるので、年金だけの貧乏生活に陥る可能性はある。普通のサラリーパーソンでは億単位の資産を作るのは先ず無理だろうが、ある程度は、真面目に働いていれば出来る。会社も若手には配慮して基本給を一律増やしており、働き方改革で残業代が減る分、きちんと考え、対応している。別にシニアだけが逃げ切れるといった話ではなく、若手の将来も考えている。それ故に年金も公的年金企業年金個人年金と3階立てにしておけば、リスク耐性もそれなりにある形となる。財務省は、年金収入にも税金をかける一方で企業には減税するばかりなので株からの配当収入も確保しなければならないのだ。若い時には、それなりに学び、社会人となったら10年はがむしゃらに仕事をしなければならない。それでも安月給だ、自分にはスキルがなく将来が不安だというなら、その不平不満も分かるが、ただフリーターだ、非正規だからと日々流されて生きている人から不満ばかり言われても、なんかなあと思ってしまう。自分のように普通の頭しかなく、世間にあまり知られていない大学でも真面目に学び成績優秀なら、それなりの会社に入れるし、自分も入社後、海外留学もさせて貰い、更には短期でもMBAも経験させて貰った。ただまったくもって普通のサラリーパーソンであり、自分では頑張ったつもりながら選ばれて役員になったわけでもなく、普通に働いて職員として年功序列で資格と役職が上がり、定年を迎えた。ある意味では幸せなサラリーパーソン時代だったのだろう。自分くらいの事は誰でも出来る。要はやる気次第だ。恐らく本当に70歳まで働けという時代になり、自分らがその第一世代になると思うので非正規嘱託として、当分働くというモードにギアチェンジして生きていかなければならないだろう。
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