出張の前に思う事

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これからまた出張である。2月は出張19日間、日本に9日間と1月の出張なしから一転して仕事がスタートした感じだ。3月も既に3回の出張が入っており、帰ってくる必要があるのかというところである。最近はビジネスパーソンの海外出張は空港でのチェックインから優先レーンがあり、空港によっては空港の入り口も違うし、空港内もラウンジから飛行機へ直接搭乗出来たり、特別バスで移動したり、パスポートコントロールも優先レーンや特別室からアクセスすることが出来るので大分ストレスや時間が軽減されている。ラウンジもシートも個室化が進んでいるし、ラウンジのビジネスコーナーでの仕事も思うように出来る、機内のネット環境はまだいま一つながら、これも時間の問題で解決されるはずである。既に金持ちはプライベートジェットで世界を自由に移動している訳だが、民間航空会社もサービスとしてはそこを目指して日々競争しているかのようだ。今の仕事ではスターアライアンスを利用しており、日本往復はANAとなる。以前はJALを使っていたが、今仕事で行く国の関係からこの2年はANA中心で飛んでいる。空港からの移動は勝手知ったる国内は時間を見ながらながらタクシーや公共の交通機関を利用し、良く知る大都市は別にして海外では会社の車かホテルのリムジンで移動する。しかし、これもどんなに綺麗事や御託を並べようと給料以上のリターンを配当として資本家にもたらす為に国の外で身を粉にして働いているわけで、死ぬまで働いた方が健康にも精神衛生上も良いと言う現場の大変さを知らないマスゴミの論調には正直組し難い。と言って今の年金制度が破綻していることは支える人間の方が少ないので普通に考えれば明らかであり、働くしかないと覚悟しているし、働けというのが国というか官僚の明確なメッセージである。これがわからない人は馬鹿ものである。年金制度は破綻しないとか、財政赤字は問題ないなどと楽観的な事を言う人間は嘘つきである。更なる景気拡大策で一旦、景気が浮揚するかもしれないが、最終的な財政破綻が近づくだけだ。そうなれば我々奴隷が納めた厚生年金保険料とその裏で企業が同額を負担している保険料をベースにする賦課方式制度も破綻し保険料を支払った本人に一円も返せないことになれば、それこそ徳政令の再来となり、国の秩序そのものが崩壊することになるだろうし、そうなる筈だ。それを立て直す全体を俯瞰し全体最適の資源配分を断行出来るカリスマ的人物が今の政財界から出るとも思えず、何となくそれを皆が感じているから、日本は暗いのだ。ここに至っては信長ではないが、是非もなし、日々忘れても忘れても勉強を続けている。働き続ける為だ。同時に自分の出来る範囲内ではあるが、日々自分の好きなものを食べ、飲み、狭いながらも快適な生活空間を確保し、朝風呂に浸かり、たまには外で食べ、飲み、女性と交わりながら暮らすため、ほとんどの時間は労働に充てる人生が死ぬまで続くのだろう。そして最後の審判が本当にあるのか、まだ迷いの中にいる。

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