非正規嘱託は連休中も仕事の日々

前週のお題は「特大ゴールデンウィークSP」だったが、連休最終日の5月6日午後に出張から帰り、夜家族で和食の店に行った。家族からは好きなものを食べ、飲んでと勧められ、少し酔っ払ったが、久しぶりに他人を気にせずにリラックスした時間を過ごすことができた。しかし、正規社員はのんびり10連休に対し、連休中の仕事は非正規がカバーするのが当然という雰囲気の中、出張を引き受けたわけだ。仕事は誰かがやらなければならない。非正規は働かなければ給料は出ないので仕方ない。出張中、メーデーを挟んでいたのでその日は休みで古いコンスタンチノープルギリシャ正教会の総主座を訪ねるとともに周辺を散策した。中々コジャレた商店街に多くのコーヒー店が立ち並び、天気もよくコーヒーとともに一瞬連休の気分を味わった。まあ出張中も休みは海外旅行と思えば少しは気分も晴れるが、給料以外の手当てがないので、食事は節約しなければならない。出張は毎回ダイエット期間だと思っているが、大型連休で長い出張となり、体重が5キロ減ったのが、自分にとってスペシャルな事となった。それにしても連休を楽しむ正規社員に対して非正規社員の暗い話ばかりがネット上に溢れている。非正規の自分も暗い気持ちで毎日を過ごしている。いくら頑張ってもボーナスは出ないし、昇給もない。ただ仕事があるだけマシというだけなのだ。こんなんで人に優しくなれるわけがない。皆自分が生活するので精一杯なのだ。ギスギスした世の中なのは格差のせいだと思う。自分は働いているので仕事がある限り、生活はしていけるので、今は貧困ではないが、いつ働けなくなるかわからない年齢となっているのに、生活が保障されている高級官僚に年金を減額する形で搾取され、庶民の老後はどんどん暗いものになっている。彼等は富裕層と自分達の天下り先確保の為に存在しているのだ。財政赤字を理由に消費税は10%どころか、どこまで上がるかわからない。その上、いずれ暴落する投資に国民が向かうように煽って、更に庶民の蓄えを奪うつもりなのだ。のんびりと生きていけそうもなく、ギスギスした世の中をいかに生きるか毎日考えながら過ごしていくなんて何という老後なのかと思う。
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