継続は力なり!

かつては生きるのが、精神的にしんどかったが、定年を迎えた今は体がしんどい。さすがに自分がなんぼのものかわかっているし、今出来ることを淡々とやるしかないから精神的にはしんどくはない。若い時から体のケアをしておけば良かったと嘆いても後の祭り。楽しみは最近見つけたワインバーに通うことだが、さすがに現役時代のように自由に散財するわけにも行かない。いまだにたかられることもあり、女店主の顔を見に行くのは精々週二回だ。それでもまあまあな生活を送らせてもらっており、不満はないと言えば嘘になるが、言える立場でもない。雇用延長で生活費の心配はまずないはずだし、年金も少しは増えるだろう。最近は株主の時代なので長年やらされた感が強かった持株会も驚くような配当でいまでは感謝、感謝である。やはり継続は力なりを実感している。呆れるばかりにウルサカッタ生保のおばさんに入らされた個人年金も3%の利回りで生保にとっては今はお荷物だろうが、これも感謝、感謝である。要は先はわからないが、長期で何かやることが大事なのだろう。当然良いことばかりではなくバブルがはじけたと当時は思い買った6千万円のマンションを4千万円も高利で借りて買い、やっと定年前に返済、片腹痛いので売ったら、たった3千万円しかならず、果たして持ち家は持つべきだったのかと強く思う。まあ全てがうまくいく人生などないと思って受け入れている。やはり庶民は体が資本で手入れを怠らないこと。後は頂いたものの範囲で生きる知恵を持つこと、年寄りとはそういうものでなければならず、従い、ご隠居さんとして敬われるのである。そういう意味では情けない老人の話ばかり報道され、日本の民度も怪しいものになっていると言わざるを得ない。明日日曜日から出張で帰るのは土曜日、会社は安くて便利使い出来る老人に環境や治安の良くない海外の仕事を任せるようだ。それならといつも貯まったマイルでファーストにアップグレードしてクルュッグを楽しむことにしている。ちょっと贅沢すぎるかなと若干心配は心配であるが庶民派サラリーマンにも楽しみがあっても良いだろう。
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