MBSが心配だ‼

最近話題のMBSとはムハンマドビンサルマン皇太子殿下のことである。サウジアラビアと言えばサウド家のアラビアという意味であり、イスラムの聖地の守護者として、その莫大な原油埋蔵量と共にイスラム世界では特別の立場に祭り上げられている。この国には内部にワッハ一ブ派という危ないというか現代先進国生活を享受する人々から見るとヤバいイスラムに帰ろうというジハード所謂聖戦を叫ぶ思想的柱になる集団を抱えている。それを押さえているのが、荒くれ者集団サウド家なのだ。サウジアラビアのジャーナリスト、カショギ(元々はトルコ系カシュクチュ)の殺害の首謀者と目され窮地に立っているのが、MBSなのだが、仮にサウド家が倒れ、イスラムの聖戦思想が溢れ出て来ると世界は大混乱に陥るだろう。中東難民の盾となっているトルコ、ヨルダン、レバノンが決壊し欧州を中心に難民が溢れ出て、反イスラム化している欧州における見たくはない難民抑圧というか奴隷化か虐殺が現実のものになるだろう。極東の果ての島国である日本はイスラムとは遠いが、世界が混乱すれば中国が必ず覇権を唱え地域を席巻するという想像したくもないシナリオが見えてくる。イスラムと欧米近代民主主義国家が対決している間に中国共産党は必ず動いてくるだろう。弱い者を受け入れる本来のイスラムは優しい宗教だが、強い者、欧米には容赦なく牙を剥く。まず親欧米王家が倒され、イスラムの逆襲が始まるだろう。そうならないようにトランプ大統領MBSを守れるのかに注目したい。いずれドミノ倒しはスタートするだろうが、いま少し安寧な時間を楽しみたい。
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