何とか切り抜けて来た!

はてなブログで読んだコツコツ努力するへの違和感云々については何と言うか、私には無理だと賞賛しかない。何もやる気がしないと言う方が良く分かる。人間は元々怠惰なものだと思うから。旧帝大出で上場企業の専務まで務めた父と聖心出の由緒正しい家系の母を持ち、小学生のころから学童保育と塾が一緒になった補習校のようなところに問答無用で通わされていた。学校も大学までよほど出来が悪くない限り、卒業出来るので必死になって勉強したわけではないが、塾には行っていたので自然と合格点は取れたので努力とは無縁であった。ただ全くやる気がないわけではなく、仲間の手前もあり、塾には真面目に通い、長じて予備校の高校生クラスにも通った。まあ彼女が行くというので通ったに過ぎないが、要は親の資力と教育方針のお陰で大学を卒業し、一部上場のトップ企業に入社した。それからは少し大変で独身寮で鍛えられ、毎日夜中までの残業に耐えていたが、逃げるように4年目に勉強する気は無かったが、フランスの大学に社費留学した。米英の大学は大変と聞いていたし、幹部候補生が留学するのだが、ラテン系は亜流であり、教授への付け届けが効くので楽でもあった。いずれにせよ、要は体良くタコ部屋から逃げ出したわけだ。逃げずに頑張り続けた人間からやはり後年役員に選出された仲間もいる。自分はその時その時で追い込まれると常に逃げたり、一夜漬けで交わして来た人生であり、普段は自堕落な生活で帰国後、麻布、六本木、赤坂と飲み歩き、彼女が変わる事に荷物を持ち込んで泊まり歩いていた。当然身に入った仕事はしておらず、知らずのうちに人に助けられたりする要は運が良いだけの人生だった。親が違えば底辺を這っていただろうし、教育も受けられなかったら、年収100万円の世界に沈んでいたかもしれない。親は何も言わないが、どうも裏から手を回していた節もある。要はコツコツ努力しようが、自分からは何もやる気が無かろうが、与えられた教育機会があったか、なかったかで、人生は変わるのだと思う。要領さえ掴めば、本当のトップには行けないが、そこそこのところには行けるのが、資本主義経済の世界なのだろう。親が高度成長期の流れに乗って資産と地位を築いていたりすると、特に努力しなくとも、機会が与えられ、エレベーターに乗るかのように、ある程度のところまで行けるのだ。事実同級生や会社や業界の仲間やキャリア官僚は皆同じようなもので、努力しようとしまいと時間さえやり過ごせば、トップを目指さない限り、サラリーパーソンでも年収1千万円以上で株や住まいも保有して安穏に暮らせるところまでは皆到達している。親から資金援助があれば、生活は更に楽になる。自分はサラリーパーソンとしては、やらされ感が強く、やる気は低かったが、要領を覚え、仕事をソツなくこなし、考えるのも面倒くさいので上司に従っていた。そうしていれば、推薦され、勝手に昇進する。ただそれだけでは役員になるには不十分なようであるが。人生どうも機会があるかどうか次第で、その機会も与えられず、やる気を完全に失っていまうような格差のある教育システムを変えない限り日本の将来は没落の道しかないだろう。お前は良かったな、運が良くてと言われるだろうが、自分がやりたかったわけではなく、仕方なかったとしかいいようがない。悪しからず。

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