お腹が空いたが腹には肉が!

今晩は空港ラウンジにいる。ラウンジは食べ物で溢れている。腹も空いている。61歳、もはや栄養は大して必要としていないのか、食べると太る、腹が出る。なので腹が出るたびに食べ物を減らさざるを得ない。今日も美味そうな屋台で焼いているステーキを横目にひたすら我慢である。匂いも堪らない。それに太れば着る物も買わざる得なくなるので非正規出稼ぎ人には、とても出来ない相談である。中東ガルフではお酒は自由に飲めないのでお金が出ていかないので域内出張中は出張手当内で過ごすことが出来る。月に半分は出張なので出稼ぎ中は、お金をあまり使わないですみそうだ。ただこんな我慢の生活をどの程度、休まず続けていけるのか、まだ見えない。有休とは別にストレス解消の為か、特別休暇もあるので年40日くらいは給料も減らされず休める。しかしである。休めるといってもお小遣いまで出るわけではないので、休めば懐が傷むのだ。ボーナスのある現役は、懐も暖かいので、世界の観光地、保養地で贅沢三昧である。嘗ては、そんな時代もあったのが嘘のように自分には遥か昔の夢のように感じるのである。正月くらいは日本に買い出しも兼ねて帰るつもりだが、後は旧駐在地のロンドン辺りで人間ドックを受けるくらいが関の山だろう。残る休みはアパートに籠るしかない。貧乏とは哀しいものなのだ。これが出来れば、65歳で日本に帰る時には、晴れて目標の老後に必要な現金2千万円を達成することが出来る。ただどこかで切れて散財してしまう自分が容易に想像できる。現金ではないが、株や保険や個人年金とかの金融資産はあるのだから、まあいいやとなるのが怖いのである。退職金もキャッシュで貰わず、年金にしている。キャッシュで貰った方が得なことはわかっているが、使ってしまわないように年金にしたのだ。そして今は何が悲しくてながら、外地での出稼ぎ人である。出稼ぎと言うからには稼がないと意味がない。お腹が減ったなあと嘆きながら、フライト時間まで、つまらぬ日記を書いているのである。

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