煮詰まって来た資本主義

やっと今日から夏休みである。60歳の非正規嘱託ながら2月から海外出張続きで半年間、突っ走って来た。熟練サラリーパーソンとして若者が忌避する危ない国の仕事を任されているわけだが、資本は搾取するものであり、出来る限り安く人を使い倒したいのだ。働き方改革もいかに効率的に仕事するか、考えてくれ、生産性を上げてくれ、その結果、もっと剰余価値を生み出せということであり、別に労働者に優しくが目的ではない。また、その剰余価値の取り分は資本が搾取していく。それが資本主義であり、その動きが加速しているので格差が拡大し、上級国民と下級国民という階層を生み出している。経済システム外の公務員、特にキャリア官僚は、経済システムから収奪権を有する特権階級である。続いてサラリーパーソンを使い倒すため非正規やパートを強化する資本家は、益々搾取を強化しており、富を積み上げている。そもそも社会経済システムを知らずして、というかマルクスぐらいも読まずにフリーターや非正規などの形で仕事をすれば自分が苦しくなるのは当たり前で自業自得なのだ。資本主義下の企業とは全て本質はブラックだし、政府とは暴力装置なのである。そこを理解していないと使い倒されるだけなのだ。労働者階級に生まれてしまった場合は、食べていく以上に稼ぐには資本が欲しがる能力というか技を持つ熟練の仕事人になるしかない。そこを理解せずに、文句や不満を言っても資本主義システムの中では意味はない。まあ分かった上で、タラタラ文句というか愚痴を自分も毎度言っているのだが、せめてものストレス解消である。だが、それにしても格差の見える化により、住みにくい世の中になったものだ。

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