酒が何となく進まない

出張が続いている。現役時代はイスラム圏にいても外国人なら酒が飲める国であれば値段を気にせず飲み続けて来たが、ここに来て接待、要は会社の金であっても飲む気が薄れて来た。自腹では勿論だ。身体に変調をきたしているのか、金に余裕がなく精神的に追い込まれているのか、とにかく今までにない感覚に襲われている。彼女にも会わなくとも何ともないし、今は会いたいというより、一人休みたいという感じだ。相当に疲れているようだ。いや、人生ついに枯れてきたのだろうか?いずれにせよ週末は別にして飲まなければ翌日の仕事が楽なので、なるべくウィークデイを飲まない?酒量を減らしている。人間ある程度は躁鬱の気質を持っているのだろうから、鬱なのかもしれない。また敢えて酒を飲む必要もないので少し様子を見ることにしたい。仕事の方は一進一退でまだ全く先が見えないが、動く可能性はゼロではない。そこに賭けているわけだが、社内なかなかついてこれないというか、目が見えるまではやらせて、うまく行くようであれば、横入りして年寄りを押し退けてライン職が自分の手柄にするつもりだろう。それでも構わないのだが、嘱託老人の待遇だけは今少し改善してもらいたい。メンタルダウンで会社に来ているだけの人達より、遥かに低い処遇ではやりきれないし、彼らに給料は払うにしても会社に来るだけでボーナスも貰えるのは些か割りきれない感じがする。こちらは海外で交渉の矢面に立ち、冷や汗をかいているのに、報いてくれるボーナスはないのだ。この待遇では今の案件は自分がまだ現役時代に発掘したのでやるつもりだが、新たな案件には手をつけず、案件が動き出したら、現役組に仕事を渡し、会社に行くだけでブラブラするしかない。仕事の内容と処遇を同一にするべきだなんて絵空事で官僚やマスコミの言う偽善には全く呆れ果てるしかない。同一労働同一賃金などあり得ない。労働者には昔から明らかに階級があるのだ。
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